新垣家住宅(沖縄県那覇市壺屋) 主屋 あらがきけじゅうたく おもや

建造物 住居建築 / 江戸

  • 沖縄県
  • 江戸末期 / 1801-1900
  • うふや 桁行8.6m、梁間10.6m、寄棟造、北面突出部付、本瓦葺
    とんぐわ 桁行7.0m、梁間9.9m、寄棟造、南面突出部付、
         東面うふやに接続、本瓦葺
  • 1棟
  • 沖縄県那覇市壺屋一丁目28番32号
  • 重文指定年月日:20021226
    国宝指定年月日:
  • 重要文化財

新垣家住宅は,那覇市国際通りの南東方に広がる壺屋地区にある。
 主屋は,「うふや」とその西に一間南にずれて接続する「とんぐわ」からなる。作業場は作陶のための施設で,離れも,もと作業場であった。登窯は粘土造で,
九房の焼成室を連ねる。
 中心となる主屋は19世紀後半までに建築されたとみられ,遅くとも明治末年頃までに,現在の屋敷構えが整えられたと考えられる。
 新垣家住宅は,沖縄陶業の拠点であった壺屋地区に唯一残る陶工の住宅であり,石牆をめぐらした大規模な屋敷を構えており,貴重である。
 主屋を中心に,作業場,離れ,登窯をはじめ,施設のほぼ全容を残し,沖縄の民家及び壺屋の歴史を知る上で,欠くことのできない重要である。

新垣家住宅(沖縄県那覇市壺屋) 主屋

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