青白磁円硯 せいはくじえんけん

工芸品 / 平安

  • 平安
  • 中央がへこんだ円形の硯で、池を周囲に造り、二十本の脚を胴に付しているが、古くからその下部を欠失する。器地は純白に近い堅い磁質で、外周には白釉がかかっているが、硯面、池および硯面の裏にあたる部分は露胎である。唐代に製作された青白磁の伝世品として稀有のもの。
  • 径27.0 高6.4 (㎝)
  • 1枚
  • 重文指定年月日:19510609
    国宝指定年月日:19530331
    登録年月日:
  • 道明寺天満宮
  • 国宝・重要文化財(美術品)

六種の遺物は中国唐から舶載したものと、本邦製作によるものとがあるが、いずれも中国、唐時代の様式を伝える遺例の少ないものである。これらは、菅原道真が薨じた後、氏寺である土師寺の住職であった姨覚寿尼に伝えた遺品といわれ、土師寺の後身である道明寺天満宮に伝えられた。

青白磁円硯

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