工芸品 陶磁 / 明治
永田町鍋島邸西洋館が落成した明治25年(1892)、7月9日に明治天皇の行幸が行われた際に11代鍋島直大へ下賜された品。帝室の王権的イメージの象徴的形態とされる、いわゆる「宮内省型」の銀製花瓶で、頚の前後中央に菊御紋を表し、金・銀・銅などによる象嵌の技法で向かい合う雌雄の孔雀や松樹、牡丹をあらわす。金沢銅器会社は明治10年(1877)2月に長谷川準也(1841〜1907)らによって設立された「銅器会社」が同15年6月に改称したもの。
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菊御紋鳳凰付御盃・玻璃コップ・銀盃
菊御紋付桜模様七宝花瓶
安藤七宝店
皇室菊十六御紋銀盃三ッ重
明治天皇下賜品