徳川家康三方ヶ原戦役画像 とくがわいえやすみかたがはらせんえきがぞう

日本画 絵画 / 安土・桃山

  • 桃山 / 16世紀
  • 縦37.7 横21.8
  • 一幅

家康の経験した負け戦とは三十一歳に当たる元亀三年(一五七二)十二月、三方ヶ原で起こった武田信玄との合戦である。家康は後年、この敗戦を肝に銘ずるためにその姿を描かせ、慢心の自戒として生涯座右を離さなかったと伝えられる。威厳のある堂々とした権現像とは異なり、憔悴し切った家康の表情が巧みに描かれており、別名「顰(しかみ)像」とも呼ばれている。

徳川家康三方ヶ原戦役画像 とくがわいえやすみかたがはらせんえきがぞう
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