工芸品 陶磁 / 李氏朝鮮
藍鼠色地に白土の菊花文や亀甲文の象嵌が施されている。高麗末期に焼成された象嵌青磁である。この手の茶碗を一般に「狂言袴」と呼んでいる。形姿はよく引き締まった筒形で、織田有楽が所持したことがあり、内箱の貼札に彼の手で「蘭茶碗」とある。銘の藤袴というのは、蘭の和名である。織田有楽-初代義直と伝来した。『玩貨名物記』所載。
青磁象嵌雲鶴文筒形茶碗(狂言袴手)
朝鮮
白天目茶碗
狂言袴茶碗 銘 浪花筒