太刀〈銘一/〉 たち〈めいいち〉

工芸品 / 鎌倉

  • 静岡県
  • 鎌倉
  • 鎬造、庵棟、身幅広く、腰反り少しく先反りつき踏張りがある。鍛は板目肌約り、乱れ映り立つ。刃文は華やかな大丁子乱。足葉よく入り、腰刃ごころあり、小沸つき、金筋かかる。帽子はほとんど小鎬に焼詰め、裏掃きかける。表裏に棒樋を掻流す。茎生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二、目釘孔上に鏨太で一字銘。
  • 身長70.9 反り3.0 元幅3.3 先幅2.2 鋒長3.8 茎長21.5 (㎝)
  • 1口
  • 佐野美術館 静岡県三島市中田町1-43
  • 重文指定年月日:19360918
    国宝指定年月日:19521122
    登録年月日:
  • 株式会社マキリ
  • 国宝・重要文化財(美術品)

鎌倉中期の一文字でいわゆる福岡に属する物であろう、福岡時代の一文字には本太刀のような沸出来は稀である。総体に至極健全である。

太刀〈銘一/〉

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