紙本金地著色名樹散椿図〈速水御舟筆/二曲屏風〉

絵画 / 昭和以降

  • 速水御舟
  • 昭和 / 1929
  • 一双
  • 重文指定年月日:19770611
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 公益財団法人山種美術財団
  • 国宝・重要文化財(美術品)

昭和四年四月、速水御舟【はやみぎよしゆう】は紀州から京都に遊び洛中の桜を写生するかたわら、北野椿寺(浄土宗地蔵院)を訪れ名樹五色の八重椿を写生している。本屏風はそれによって描かれ、九月の第十六回院展に出品されたもので、宗達や、光琳にみられる装飾的な構成に加えて、西欧近代画風の単純化を作風の中に取り入れ、独得の画風を確立したもので、近代日本画の一時代を劃する記念的な作品である。

紙本金地著色名樹散椿図〈速水御舟筆/二曲屏風〉

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