鳴鏑矢 なりかぶらや

工芸品 / 飛鳥

  • 飛鳥
  • 箆は藤竹製、拭箆四節付、上は箆筈、箆の下に糸を巻いた黒漆塗でかため、上巻としている。矢羽は四立で本矧も同様に糸巻黒漆塗を施す。鏃は鉄製平造で、刃は一文字両刃造とする。矢羽は欠失。
  • 箆長70.0  箆径0.8
    鎬長4.0  鎬径2.2  
    鏃長4.5  鏃刃幅5.0  (㎝)
  • 一隻
  • 重文指定年月日:19620621
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 四天王寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

『本朝軍記考』に「摂州天王寺蔵上宮太子鳴鏑」として記載され、物部守屋退治に使用したとの寺伝がある。正倉院伝来のものに比べると著しく幅広であるが、鏃や六ッ目鏑など総体を考慮して飛鳥時代のものと考えられる。

鳴鏑矢

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