平地ニ築レタル圓墳ニシテ封土ノ高サ三十二尺餘、徑二百四十尺周圍ニハ湟及壘ヲ存ス石室ハ凝灰岩ノ巨大ナル切石ヲ用ヰテ之ヲ築造ス南ニ向テ口ヲ開ク此ノ地方ニ於ケル圓墳トシテ規模壯大ナルモノノ一ナリ
S52-06-030[[車塚古墳]くるまづかこふん].txt: 大正15年2月24日史跡指定された車塚古墳は、平地に築かれた直径60メートル、高さ8メートルをはかる大規模な円墳であり、保存状況のきわめてよい古墳である。墳丘頂には平坦面があり、墳丘斜面には葺石がみられる。墳丘南面に巨大な切石を用いた横穴式石室が開口しており、この地域の後期古墳を窺う完好な古墳として重要である。
調査の結果周濠の外周に幅7.5メートル前後の外堤のめぐることが確認されているので、この部分を追加するものである。