民俗
和傘に使用される紙である。裁断は行われておらず、耳付きの状態である。 繊維束が散見し、雲竜紙のような仕上がりになっている。原料は、繊維は長さから楮である可能性が高い。繊維が縦方向に流れていることから、技法は流漉きによるものと考えられる。また、樹皮片の混入が見受けられるため、それほど精製度合の高くない。裏面には、刷毛目が確認出来る。
提灯紙
未晒生漉紙
木札「防空当番」