鬼萩窯変菱形水指 おにはぎようへんひしがたみずさし

工芸技術 陶芸 / 昭和以降

  • 三輪壽雪  (1910~)
  • みわ じゅせつ
  • 平成15 / 2003
  • 陶器(萩焼)
  • 高10.5 29.5×21.5
  • 1口
  • 文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)
  • 国(文化庁)

 萩焼は、文禄・慶長の役後の江戸時代初期、毛利藩の保護のもとに、現在の山口県萩市松本に開窯され成立し、後に同県内の長門市深川等に伝播定着したものとされている。その様式・技法は、朝鮮半島の陶技をよく伝えており、高麗茶碗の影響が大きいとされる。萩茶碗は、侘び茶の趣にかなった温雅な釉調と手取りのよさを特徴とするが、これは、主原料である県内防府市大道産の白色粘土に負うところが大きい。
 「鬼萩割高台茶碗」、「鬼萩窯変割高台茶碗」、「鬼萩窯変菱形水指」の3点いずれも、平成14年度文化庁工芸技術記録映画「萩焼‐十一代三輪休雪の鬼萩‐」の対象作品である。

鬼萩窯変菱形水指 おにはぎようへんひしがたみずさし

ページトップへ