歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 鎌倉
いずれも藤原定家の日記、明月記の自筆清書本である。天福元年六月記は、定家が前権中納言、正二位、七十二歳の時の日記で、現存明月記中の最晩年の記に属する。本文は首に「六月〈小/〉」と掲げ、記事は一日条より二十九日条に至る。嘉禄二年八月記は、定家が前参議であった六十五歳の時の日記で、八月一日条より二十九日条に至る一ヶ月の記事を収める。ともに鎌倉時代の根本史料として価値が高く、かつ定家平生の筆跡を伝えている。
明月記〈自筆本/天福元年六月記〉
明月記〈建久十年春/自筆本〉
長秋記〈大治四年八・九月、天承元年正・二・三月/藤原定家書写〉