川平貝塚 かびらかいづか

史跡

  • 沖縄県
  • 石垣市川平
  • 指定年月日:19720515
    管理団体名:
  • 史跡名勝天然記念物

S47-5-180川平貝塚.txt: 石垣島の北西、川平湾と崎枝湾の間を北に突出する半島にある。遺跡は、半島東西両岸のほぼ中央にあたる丘陵上にあり、比高約30メートルの仲間森と獅子森と俗称される2か所の岡からなる。この岡は連なってならび、頂上付近に貝塚が形成され、岡の裾部分にも広く包含層がのびている。出土品には、いわゆる外耳土器を含む土器類、中国製品を含む陶磁器類と石器・貝器がある。
 この遺跡は明治37年鳥居龍蔵博士が踏査しており、先島文化研究の草創の地となったところで、先島諸島遺跡のうち、陶磁器を伴出する新しい時期の遺跡を代表するものである。その年代は、同類の遺跡のうちに宋銭の出土をみるものがあることから、ほぼ推定できる。

川平貝塚

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