中国明代に華南地方で焼かれた三彩の型作りの水鳥形香合。中世府内町跡からは、鶴形水注・鴨形水注・果実形水注・鳥形水滴・琴高仙人形水滴・魚形水滴・合子などの華南三彩の各種型物が出土しており、この種類の多さは国内では沖縄首里城出土品に次ぎ、当該期の琉球と大友氏との深いつながりを示すものと考えられている。本資料は、中世府内町跡から出土した合子に当たるもので、その種の伝世品として貴重である。
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交趾香合(花形)
華南三彩貼花唐草文五耳壷
華南三彩刻花文六耳壺