松平慈貞院和歌書 まつだいらじていいんわかしょ

その他の美術  / 明治

  • 松平慈貞院(貢姫)  (1839~1918)
  • まつだいらじていいん(みつひめ)
  • 佐賀県
  • 明治33年 / 1900年
  • 絹本墨書 掛幅装
  • 縦40.7cm 横55.1cm
  • 1幅
  • 佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
  • 公益財団法人鍋島報效会

侯爵・11代鍋島直大(なおひろ)嫡男の直映(なおみつ)は、明治31年(1898)にイギリス・ケンブリッジ大学を卒業し翌年に帰国。その翌年に禎子(旧福岡藩主・黒田長知の娘)と結婚した。
本作は直映の帰国と結婚を祝し、伯母にあたる松平慈貞院(貢姫・健子)が書き贈った和歌書。「移し植えし園の小松もこの殿も 三つ葉・四つ葉に栄え行くらむ」と詠み、直大(松印)の子直映の門出を祝った。泥引きの霞の間を七羽の鶴が舞い、松樹が寿ぎを添える。

松平慈貞院和歌書 まつだいらじていいんわかしょ

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