観頤荘図 かんいそうず

絵画 日本画 / 江戸

  • 成富椿屋
  • なりとみちんおく
  • 江戸時代 / 18-19世紀
  • 紙本着色 巻子装
  • 竪61.9cm 横134.5cm
  • 1巻
  • 佐賀県佐賀市松原2丁目5-22
  • 公益財団法人鍋島報效会

観頤荘は3代鍋島綱茂が佐賀城の西方に設けた別荘で、西御屋敷と称した。元禄13年(1700)、綱茂は諸人が参拝しやすいようにとの配慮から、城内にあった孔子聖堂を移し(鬼丸聖堂)、学問所とした。北から南を眺めた景観を描いた本図を見ると、観頤荘には築山や滝、池、流水などが巡らされ、その間に楼閣や茶屋、動物小屋などが散在しており、豪華な池泉回遊式庭園の様相を呈していたことが分かる。4代吉茂の時に、財政難を理由として破却し、宅地として藩士に拝領せしめた。

観頤荘図 かんいそうず

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観頤荘図
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