斉正公蘭船ゲデー号訪問図 なりまさこうらんせんげでーごうほうもんず

絵画 日本画 / 江戸

  • 原本は1855年
  • 絹本着色  掛幅装
  • 縦28.6cm 横41.5cm
  • 1幅
  • 佐賀市松原2丁目5-22
  • 公益財団法人鍋島報效会

安政2年(1855)7月25日、10代佐賀藩主鍋島直正は、幕府に寄贈されるスンビン号(のちの観光丸)とともに長崎に来航したオランダ蒸気船ヘデー(ゲデー)号に乗船した。本図は乗込士官の写生図で外国雑誌(リンデン伯の「日本の想い出」)に掲載されたものの写し。船将の案内で大砲や小銃などの調練を視察したのち船内を巡覧。ヨーロッパの海軍情勢や佐賀藩が注文した電流丸の建造状況などを船将から聞いた。このときの通弁は楢林栄左衛門・本木昌造・西吉十郎。この年、佐賀藩精煉方では蒸気車や蒸気船の雛形の製造に着手する。

斉正公蘭船ゲデー号訪問図 なりまさこうらんせんげでーごうほうもんず
ページトップへ