絹本著色十三仏図
けんぽんちゃくしょくじゅうさんぶつず
絵画 日本画 / 室町
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不明
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室町後期 / 室町時代
- 掛幅、絹本著色。目の粗い絵絹を用い、上辺に天蓋
を配し、その下に虚空蔵菩薩を描き、以下に三尊ずつ四段に十三仏を坐像で配します。また、文様は金泥で丁寧に描かれています。
特徴的なのは、下辺に波が打ち寄せ、各尊仏は岩上に座すように配置されており、周りに雲が立ち込めているという珍しい背景を用いている点です。
絵絹の剥落が著しく、決して保存状態のよい画像ではありませんが、その珍しい背景や一括して極楽寺に保管される画像との関係上、非常に貴重な文化財ということができます。
- 縦99.8㎝、横37.4㎝
- 1幅
- 小浜市指定
指定年月日:20110418
- 有形文化財(美術工芸品)
明応元年(1492)創建の天台真盛宗極楽寺に伝来。
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