柁谷家文書 かじたにけもんじょ

歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 安土・桃山

戦国期に喜多郡西部の高森城(現愛媛県大洲市)を本拠とした在地領主梶谷氏伝来の文書である。うち、中世文書は4通で、(1)元亀四年三月二十五日付河野牛福(通直)宛行状、(2)五月十一日付河野通直感状、(3)三月二十一日付河野通直感状、(4)孟夏上澣(四月上旬)付一条兼定宛行状。(1)〜(3)は、戦国末期に争乱状態にあった喜多郡にあって、河野氏に属した梶谷氏に対し、高森城での攻防に関わる功績を称えて河野通直が発給した所領宛行や感状である。(4)は、土佐一条氏の実質上の最後の当主兼定が、梶谷氏から受けた懇意に対し、予土国境付近で所領を与えた宛行状で、兼定時代の発給文書のほとんどが執政康政の奉書形式である中で、唯一現存する貴重な事例である。

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