金梨地葵紋花生蒔絵硯箱
きんなしじあおいもんはないけまきえすずりばこ
工芸品 / 江戸
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西条藩松平家伝来
- さいじょうはんまつだいらけでんらい
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江戸時代
- 1具
- 愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
- 愛媛県歴史文化博物館
長方形で面取りを施した被蓋造りの硯箱である。蓋表には金地に花生と隅切葵紋を肉厚の高蒔絵で描いている。身は左に硯と水滴、右に懸子を納める。純金粉が大量に使用された最高級品で、個性的で大胆な構図になっている。外箱に据えられた御印から、硯箱が西条藩6代藩主松平頼謙の娘鑑姫(まさ子)の所用品であったことが分かる。西条藩松平家伝来。