桜堂薬師仁王門 さくらどうやくしにおうもん

建造物 / 江戸

  • 岐阜県
  • 江戸前期 / 1665
  • 仁王門は西面し、桁行3間、梁間2間、入母屋造、本瓦葺きの単層八脚門で、柱は面取角柱を礎石上に建てる。中央を通路とし、両脇間では両側背面に横板を入れ、内部に床材を張って仁王像(木造金剛力士像:瑞浪市指定文化財)を安置する。
  • 高さ6.7m、幅6.7m、奥行き3.6m
  • 1棟
  • 岐阜県瑞浪市土岐町6024番地
  • 瑞浪市指定
    指定年月日:20120703
  • 有形文化財(建造物)

桜堂薬師仁王門は、瑞浪市のほぼ中央に位置する土岐町桜堂地区に所在し、桜堂薬師本堂の南西約100mに位置する。桜堂薬師は、弘仁3年(812)に瑞桜山法妙寺(法明寺)として創建されたとされる天台宗の寺院で、元亀2年(1571)に織田信長の命を受けた森長可によって焼き打ちに遭い、古記録や本堂、多くの坊院を失ったとも伝えられる。
仁王門の建立年代は明らかでなく、土岐氏に関連する寺院、あるいは屋敷から移築されたとも伝えられる。その伝承の真否は判断できないが、寛文5年(1665)に描かれた絵図に当該仁王門が描かれていることから、この時点には現在地に建立されていたとみられる。建立当時の屋根形状及び葺材は明らかでないが、寛文5年(1665)年頃には切妻造、桧皮葺き、あるいは杮葺きであったことが上記絵図から知られる。その後、江戸時代中期に萱葺きに、寛延3年(1750)に本瓦葺きに改められたことが棟札および鬼瓦の刻銘から知られ、現在の屋根は平成20年の修復によるものである。

桜堂薬師仁王門 さくらどうやくしにおうもん

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