女性用外衣(ハラト)
じょせいようがいい(はらと)
工芸品 染織
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ウズベク人
- ウズベクジン
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19世紀後半
- 経:絹、緯:綿、経絣、裏にプリント木綿、見返し縞木綿
- 125.0×168.0
- 1領
前開きの長丈のコートであるハラト(ウズベク語ではチャパン)は、衣服として着用する他に、君主から臣下への下賜品や大切な来客への贈り物、労働や奉仕への代償といった意味もありました。この作品は、中央アジアの古都タシケントで作られたとされます。表地は、経糸が絹、緯糸が木綿の交織布で、括ることで色々に染め分けた経糸で織った経絣です。裏地は木綿のプリントで、見返しに縞布をバイヤスに使っています。襟はなく、縁取りはこの地域独特のジュドゥルという技法で装飾されています。
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