歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍
飛脚問屋の京屋が、安政7年に顧客である加納家の本間千五郎(加納遠江守様御領分 御陣屋御役所)宛に発行した書状の受取帳で、書状の送付を引受ける度毎に、通数、宛先、引受月日、店印、保証期間、「右の通り慥に受取無相違御届可申候」といった文言等が書き記されている。当時、このような「通い帳」により授受の記録が行われていたという事だけでなく、この内容を分析することにより、書状の利用頻度、交流地域、送金の実態、飛脚賃等についての手懸りを得られ、飛脚業の実証的データを得ることが出来る資料である。
飛脚問屋井野口屋記録
山縣昌景書状
山縣昌景
口上(定飛脚取次の引札)
掛川宿定飛脚取次伏見屋次左衛門