江戸
九歳で剃髪して以降、政治に翻弄されることなく聖護院門跡、昭高院門跡を歴任し僧職を全うする。書・画・茶道・歌・連歌いずれも良くし、交流の幅も広く、随所に足跡が残っている。 後水尾天皇の皇弟の自詠の御賛で、絵は絹本着色、鮮やかに描かれた紅白の牡丹である。書画ともに巧みな筆致は真敬法親王とならび注目される。「ふかみ草」は牡丹の別称である。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)
白菊図 自画賛
一乗院宮 真敬法親王
達磨図 自画賛
妙法院宮 尭然法親王
御和歌三首懐紙 「閑庭菊」
上乗院宮道永法親王