牡丹図 自画賛 ぼたんず じがさん

江戸

  • 照高院宮 道晃法親王   (1612-1678)
  • しょうこういんのみや どうこうほっしんのう
  • 日本
  • 江戸時代前期 / 17世紀
  • 絹本墨画着色
  • 86.7×25.8cm
  • 1
  • 広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
  • 海の見える杜美術館

 九歳で剃髪して以降、政治に翻弄されることなく聖護院門跡、昭高院門跡を歴任し僧職を全うする。書・画・茶道・歌・連歌いずれも良くし、交流の幅も広く、随所に足跡が残っている。
 後水尾天皇の皇弟の自詠の御賛で、絵は絹本着色、鮮やかに描かれた紅白の牡丹である。書画ともに巧みな筆致は真敬法親王とならび注目される。「ふかみ草」は牡丹の別称である。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

牡丹図  自画賛 ぼたんず じがさん
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