アルマイト製の弁当箱3点である。
竹の皮や柳行李に代わり、昭和初期頃より普及し始めた。本資料は、メーカーにより昭和後期のものと推定される。
【1】と【2】はテイネン工業株式会社(岐阜県恵那市/現株式会社住軽テクノ恵那)製で、共に中には仕切りと内箱(主におかず用)がある。
【3】は三協アルミニウム工業株式会社(富山県高岡市/現三共立山株式会社)製で、蓋に花の絵がプリントされている。
アルマイトとはアルミニウムの腐食しやすく、傷つきやすいなどの欠点を補うため、電解処理をして人工的に酸化皮膜を作る表面処理のこと。