紺糸威桶側二枚胴具足 こんいとおどしおけがわにまいどうぐそく

工芸品 / 江戸

  • 加藤泰興所用
  • 江戸時代 / 寛永14(1637)年
  • 1領
  • 愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
  • 如法寺(愛媛県歴史文化博物館寄託)
  • 大洲市指定文化財(工芸品)

兜は鵜の羽毛を植え込んだ長烏帽子形兜、胴は伊予札を紺糸で威した桶側胴で、前立挙三段、後立挙四段、衝胴五段、草摺は七間五段下りである。さらに、錆色面頬に四枚下りの垂を付けた頬当、手甲に家紋の蛇目紋と唐草文を銀で象嵌した篠籠手、板佩盾、筒脛当などを備えている。陣羽織も鵜の羽毛を植え込んだ珍しいもので、兜と同時期の製作と思われる。大洲藩2代藩主加藤泰興の所用品で、付属文書には寛永14年(1637)に島原の乱が起こった際、出陣の用意に拵えたものであることが記されている。

紺糸威桶側二枚胴具足 こんいとおどしおけがわにまいどうぐそく

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