絵画 油彩画 / 大正
雪景は好みの画因のひとつであった。グレー時代にすでに樹木と積雪の風景を描いている。その後も山林の中の雪を描いており、晩年は自宅の庭の雪景をよく描いた。これもその1点で、筆致は大胆に激しく走り、積雪の感じをよく表現している。おそらく大正11(1922)年1月ごろの作と思われる。
雪
黒田清輝筆
雪景
黒田清輝
残雪