彫刻 / 鎌倉
永らく興福寺中金堂に安置されてきた四天王であるが、本来は文治五年(1189)に供養された南円堂の像として康慶の工房により造られたものであることが判明している。古像に学びつつ、太造りの体型や力強い構えに鎌倉時代の新様式を顕著に示している。
木造不空羂索観音坐像〈康慶作/(南円堂安置)〉
康慶
木造四天王立像〈(焼損)/(所在食堂)〉
木造法相六祖坐像〈康慶作/(所在南円堂)〉