和田岬・湊川砲台(台場)関係資料 わだみさき・みなとがわほうだいかんけいもんじょ

歴史資料/書跡・典籍/古文書 絵図・地図 / 江戸

  • (御台場築立御用掛および差配方嘉納次郎作)
  • 江戸時代、文久3年~慶応3年 / 1863年~1867年
  • 紙本墨書
  • 11冊11枚(22点)


  • 来歴:2001神戸市立博物館

    参考文献:
    ・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
    ・後藤敦史・髙久智広・中西裕樹編『幕末の大阪湾と台場―海防に沸き立つ列島社会―』(戎光祥出版、2018年)
    ・神戸市立博物館特別展『神戸開港150年記念特別展 開国への潮流―開港前夜の兵庫と神戸―』図録 2017
    ・『平成25・26年度 神戸市指定文化財調査報告書』(神戸市教育委員会、2016年)
    ・神戸市教育委員会『和田岬御台場御築造御用留』(2014)
    ・図録『品川御台場―幕末期江戸湾防備の拠点―』(品川区立品川歴史館、2011年)
    ・高久智広「<史料紹介>「嘉納次郎作家文書」に含まれる台場築造関係史料」(神戸市立博物館『研究紀要』第27号 2011)
    ・高久智広「摂海御台場築立御用における大坂町奉行の位置」(『ヒストリア』第217号 大阪歴史学会 2009)
    ・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
    ・神戸市立博物館特別展『よみがえる兵庫津』図録 2004
    ・高久智広「文久-元治期における兵庫・西宮台場の築造―「御台場御用掛」体制と「地域社会」に関する若干の考察」(『神戸外国人居留地研究会年報 居留地の窓から』第4号 神戸外国人居留地研究会 2004)
    ・高久智広「<史料紹介>「和田岬・湊川崎砲台関係史料」について一・二・三」(神戸市立博物館『研究紀要』第20・22・25号 2004・06・09)
    ・梅溪昇「西宮・今津砲台築造関係史料について(一)~(三)」(西宮市立郷土資料館『研究報告』第一~三集 1991・ 93・ 96)
    ・原剛『幕末海防史の研究』名著出版 1988
  • 神戸市指定有形文化財

和田岬・湊川砲台(台場)は、文久3年(1863)に西宮・今津砲台とともに、幕末の大坂湾防備策の一つとして和田岬と湊川崎に築造された洋式砲台である。砲台の築造は、「御台場築立御用掛」に任じられた老中格小笠原長行を筆頭に、勘定奉行・大坂町奉行・目付とその配下によって進められ、灘の酒造家本嘉納の分家で廻船部門を担当した嘉納次郎作が差配方として請け負った。これらの資料からは、砲台の構造や資材とその規格、費用だけでなく、資材の調達先や設計変更等に関する御用掛の意思決定過程まで知ることができる。この時幕府によって築造された4基の台場のうち、和田岬と西宮の台場が現存し、国の史跡に指定されている。

【開国・開港】

和田岬・湊川砲台(台場)関係資料 わだみさき・みなとがわほうだいかんけいもんじょ

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