日向岬の柱状節理 ひゅうがみさきのちゅうじょうせつり

天然記念物 地質鉱物 / 江戸 / 九州

  • 宮崎県
  • 宮崎県日向市
  • 指定年月日:20180213
    管理団体名:
  • 史跡名勝天然記念物

日向岬は宮崎県日向市の細島(ほそしま)半島に位置する。高さ約50mの断崖を含む複雑なリアス海岸が約4.5kmにわたって連続しており,太平洋からの波による侵食で入り組んだ海岸が形成されている。岩石はかつて発生した大規模な火山活動の痕跡である。
今から約1,500万年前,現在の日向岬沖で火山が形成され,マグマの破片と高温の気体が混合して山の斜面を下る現象である火砕流が発生した。この堆積物は,地表に堆積すると自重と熱によって溶結し,冷却する際に断面が四角形や六角形の亀裂が発達して柱状の形状となった。こうして形成されたのが柱状節理であり,亀裂に沿って岩石が侵食され崩落するため,断崖と入り組んだ海岸が形成された。さらに,日向岬の柱状節理は,尾(お)鈴山(すずやま)火山―深成複合岩体の主要な構成要素であり,現在よりも火山前線が海溝側に位置していたことを示す貴重な標本である。

日向岬の柱状節理

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