憲法発布五十年記念銀杯 けんぽうはっぷごじゅうねんきねんぎんぱい

歴史資料/書跡・典籍/古文書 その他 / 昭和以降

  • 昭和 / 1938
  • 銀杯
  • 直径9㎝
  • 1点
  • 箱書き有り
  • 愛媛県歴史文化博物館

昭和13年2月11日、貴族院議長頼壽、衆議院議長小山松壽、内閣総理大臣近衛文麿らの主催により、貴族院議場において憲法発布五十年祝賀式典が開催された。昭和天皇が臨席予定であったが、風邪のため秩父宮が名代を勤めた。式典には各親王、貴衆両院議員、内閣総理大臣及び国務大臣、府県知事など1300名が参列した。秩父宮が勅語を奉読、次に内閣総理大臣、貴族院議長、衆議院議長が祝辞を述べた。式典終了後、貴衆両院議員はそれぞれの院の議員食堂に参集して祝宴を催した。当日参列諸員には木杯が、貴衆両院議員には銀杯が下賜された。
本資料は当時愛媛県出身の貴族院議員(多額納税者議員)仲田伝之じょう(「じょう」は「長」に「公」)(1871~1941)に下賜されたもの。仲田は松山市府中町(現木屋町)で旧藩以来大年寄を勤めた家に生まれた。明治42年に仲田銀行頭取、大正5年に愛媛県農工銀行頭取、大正12年には松山商業会議所会頭を勤め、周囲の信望が厚かった。               

憲法発布五十年記念銀杯 けんぽうはっぷごじゅうねんきねんぎんぱい

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