由比北田の天王船流し ゆいきただのてんのうぶねながし

民俗 無形民俗文化財

  • 選定年月日:20140310
    保護団体名:由比北田地区
    公開日:毎年7月第三土曜日(選択当時・お出掛けの際は該当する市町村教育委員会などにご確認ください)
  • 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

本件は、静岡県静岡市清水区由比北田にある津島神社の祭りで、毎年7月第三土曜日に行われる。天王船と呼ばれる大きな麦藁船を担いで地区内を練り歩き、災厄とともに海に送る天王信仰系統の船流しの行事である。
天王船は、麦藁と竹を主材料として作られた長さ4メートルほどの船で、中央に大きな帆を立て、御幣と榊、提灯などをつけて、地区の男性たちが担いで地区内をまわる。船を担いだ一行が来ると、家々では門口に出て迎え、宮総代が御幣で祓って歩き、また、各家が用意し、災厄を託したオスガタと呼ばれる紙製の人形を船につける。
天王船は、地区内をまわり終えると由比川の河口から浜に出て、松明を差してから担ぎ手の男性たちと共に海に入り、沖に向けて流し出される。
(※解説は選択当時のものをもとにしています)

由比北田の天王船流し ゆいきただのてんのうぶねながし

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