石造地蔵菩薩坐像 せきぞうじぞうぼさつざぞう

彫刻 石像 / 南北朝

  • 山梨県
  • 室町前期
  • 石造で、光背・台座とも伊豆石と言われる一つの岩から彫出される。台座の左右に袖先を垂らす法衣垂下像で、均整の取れた優美な姿である。
  • 総高35cm、像高25.8cm
  • 1軀
  • 山梨県上野原市秋山9818
  • 上野原市指定
    指定年月日:20181227
  • 吉祥寺
  • 有形文化財(美術工芸品)

本像は、神奈川県秦野市の真静院と泉蔵寺の石造地蔵菩薩坐像と類似することや、神奈川産とされる石材から、相模から請来されたと考えられる。請来時期は不明だが、秋山地区には南北朝時代の板碑が数多く残されており、南北朝から室町時代初期の中興、開山である法泉寺や真福寺があることから、この時期の秋山地区における仏教興隆でもたらされたものと考えられる。

石造地蔵菩薩坐像

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