その他の美術 書 / 奈良
神亀5年5月、長屋王が亡父母と聖武ほか歴代天皇の追善のために書写した大般若経の断簡で、巻第465の巻末部分です。「神亀経」とも呼ばれる本写経は断簡を含め5巻が現存します。また文中の「仏弟子長王」は長屋王を指し、王と仏教との関わりがうかがわれます。
大般若経 巻第二百六十七(神亀五年長屋王願経)
大般若波羅蜜多経 巻第二百九十八 初分難聞功徳品 断簡
写経断簡「大般若波羅密多経(巻第四百五十七)」