江漢画室図 こうかんがしつず

版画 銅版画 / 江戸

  • 司馬江漢  (1747-1818)
  • しばこうかん
  • 江戸時代、寛政6年 / 1794年
  • 銅版墨摺
  • 26.4×13.7
  • 1面
  • 落款「天明癸/卯九月/初為此/工/日本創製司馬江漢/寛政甲/寅八月」

    来歴:池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

    参考文献:

 親しい仲間内に配るための「摺物」として描かれた銅版画だったのかもしれません。地球儀やコンパス、書籍が雑然と置かれた机の向こうには、キャンバスに絵を描く画家と、銅版画用のプレス機で作業する職人が見えます。窓の外は明らかに西洋の風景なので、実際の江漢のアトリエとは思われませんが、自らの画家として、窮理学者としての活動を象徴するような図柄となっています。

【江戸の絵画】

江漢画室図 こうかんがしつず
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