旧広瀬邸 きゅうひろせてい

建造物 住居建築 / 明治

  • 八木甚兵衛(二代目)  (~大正4年)
  • やぎじんべえ
  • 愛媛県
  • 明治時代 / 1890
  • 木造
  • 1,361㎡(延建築面積)
  • 7棟(重文指定物件)
  • 愛媛県新居浜市上原二丁目3904番2
  • 新居浜市
  • 重要文化財

住友家の初代総理人を務めた広瀬宰平の建設した住宅。母屋は明治10年建築、明治20年に現在地に移築、新座敷と庭園は明治22年に建築・造園された。母屋は、伝統的な日本建築様式を持ちながら、西洋から輸入された板ガラス、避雷針、暖炉、洋式便器などを取り入れており、それらが見事に調和している。また、二階は望煙楼と称し市内を一望するつくりとなっている。新座敷は、別子銅山の開坑200年祭の迎賓館として建築されたもので、住友出入りの大工棟梁八木甚兵衛の手になり、数寄屋風の意匠を凝らした上質なつくりである。
旧広瀬邸は、敷地内の建物がほぼ全て残り、改造もほとんどなく、明治期の大規模和風住宅の姿を今日に伝える貴重な遺構である。

旧広瀬邸 きゅうひろせてい

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