彫刻 / 平安
幞頭+ぼくとう+と呼ばれる頭巾+ずきん+をかぶり、胸の前にて両手で笏+しゃく+をもつという、男性貴族の装束であらわされた神像の典型的な姿を示す。頭部の奥行に比べて体部が薄く、穏やかな表現である点は、平安時代後期ごろの仏像にも共通する表現だが、脚部をほとんど省略するのは、全身を一材から彫ろうとする神像にとりわけ多い特色といえる。(*修理解説のため150字)
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男神坐像
木造{男神像、女神像}
木造男神坐像(伝塩椎神)