大盂鼎 だいうてい

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  • 制作地:中国
  • 西周時代・前11世紀
  • 紙本墨拓
  • 1幅

西周・康王(こうおう)期(前1020~前996)に盂(う)が制作した鼎(てい)の器形図と銘文(模刻)の拓本です。鼎は食物を煮炊きするための器物で、祖先祭祀の祭器としても用いられました。大盂鼎は道光初年(1821頃)に出土し、現在は中国国家博物館に収蔵されています。

銘文は康王(こうおう)23年に盂が王から命を受けた内容です。後代の金文と比べて、筆画は肥痩が強く、曲線的な部分が多くあり、いまだ簡略化や直線化は進んでいません。形と意味との関係が比較的近く、絵画的要素の強いこの字姿には、どこか神聖さが感じられます。 

大盂鼎 だいうてい

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