絵画 / 明治
九段坂上から東の方向を見下ろした夜景。常燈明台は当初招魂社(靖国神社)側にあり、後に現在地(靖国通りの南側)に移築された。小林清親は幕府の米蔵を管理する役人の家に生まれ、維新の際に徳川家について静岡へ移住した。諸職を転々とする中で絵画や写真を学び、明治9年(1876)から洋風の表現を取り込んだ一連の木版画『東京名所図』によって、変わりゆく東京を描いた。
九段招魂社
アーベル・ゲリノー筆
上野公園内の景
小林清親筆
九段坂
撮影者不詳