その他の美術 書 / 鎌倉
慈円は関白藤原忠通(ただみち)の子で天台座主に昇った人物です。この巻物は貞応3年仲秋の頃、春日大明神に皇室と藤原氏の中興振起を祈願して奉った願文で、世に""春日表白(かすがひょうびゃく)""と呼ばれるものです。その書は父忠通の法性寺流を継承し雄渾な筆致を見せています。死の前年、70歳の筆です。 "
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願文
慈円筆
紙本墨書慈円僧正願文〈(伝春日表白)/貞応三年仲秋とあり〉
書状
藤原忠通筆