黄昏の娘たち(83‐3) たそがれのむすめたち(はちじゅうさんのさん)

彫刻 その他 / 昭和以降

  • 田窪恭治  (昭和24年(1949)-)
  • たくぼ きょうじ
  • 1983年
  • 木・金箔・蜜蝋
  • 225.0×45.0×30.0cm
  • 愛媛県松山市堀之内
  • 愛媛県美術館

愛媛県今治市出身の田窪恭治による80年代の代表的なシリーズの内の1点。廃材に金箔を貼り、さらに蜜蝋を塗って完成させている。「黄昏の娘たち」は古代ギリシャ神話に登場する、黄金の林檎の木を守る女神たちのことであり、田窪は作品のテーマに遥か遠い昔、遠い場所のエピソードを引用することで、廃材と金という物質に深淵な普遍性を纏わせている。また、田窪は身体性をも重要な要素とし、自らの手などの痕跡を残した同様の作品も制作している。

黄昏の娘たち(83‐3)

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