彫刻 その他 / 昭和以降
愛媛県今治市出身の田窪恭治による80年代の代表的なシリーズの内の1点。廃材に金箔を貼り、さらに蜜蝋を塗って完成させている。「黄昏の娘たち」は古代ギリシャ神話に登場する、黄金の林檎の木を守る女神たちのことであり、田窪は作品のテーマに遥か遠い昔、遠い場所のエピソードを引用することで、廃材と金という物質に深淵な普遍性を纏わせている。また、田窪は身体性をも重要な要素とし、自らの手などの痕跡を残した同様の作品も制作している。
OBELISK(PACK EVENT)
田窪恭治
黄昏の娘たち (83-5)
作品
髙階重紀