美人弾三味線図 びじんしゃみせんひきず

絵画 / 江戸

 春水は、宮川長春の子で、父と同じく上品で清楚な肉筆画を得意とした。開け放たれた座敷では、蔦模様の小袖に燕模様の打掛をまとった女性が、一心に譜面を追って三味線を弾いている。初夏のひと時であろう。縁先の手ぬぐぐいが風になびき、爽やかである。 

美人弾三味線図

ページトップへ