明治
上方を中心に活躍した絵師による振袖模様図をおさめた雛形本である。タイトルの通り梅の木の図柄が多い。中嶋丹次郎は18世紀初期に京都を拠点に活躍した雛形絵師であり、その本格的な作画は雛形本の図様の水準を引き上げた。
雛形菊の井 中・下巻
武藤柳子[他]筆
《当流模様雛形鶴乃声》
中嶋丹次郎・本町升屋/画
雛形染色の山 下巻
野々村信竹筆