金刀比羅宮 祓除殿 ことひらぐう ばつじょでん

  • 香川県
  • 明治 / 1878
  • 木造、建築面積41.96㎡、入母屋造、檜皮葺
  • 1棟
  • 香川県仲多度郡琴平町
  • 重文指定年月日:20240815
    国宝指定年月日:
  • 宗教法人金刀比羅宮
  • 重要文化財

琴平町の象頭山中腹に位置する。神仏分離により金毘羅大権現号を廃し、神社として再興した金刀比羅宮は、組織の再編にあわせ境内を改編した。明治10年上棟の本宮は、仏教色を排して素木を用い、壁面や天井に木地蒔絵を施した複合社殿で独特の細部意匠をもち、本殿へと床や天井を高める構成、破風を多用する屋根は荘重で格式が高い。別宮も本宮についで格式高く、神饌殿と直所を備える構成も同様。両宮を長大な南渡殿が繋ぐ配置は独特。境内には神楽殿や御炊舎など諸殿舎が残り、両宮とあわせ優れた社頭景観を呈すとともに、神仏分離による境内改編の様相を伝え、歴史的に価値が高い。

金刀比羅宮 祓除殿 ことひらぐう ばつじょでん

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