五智如来・五菩薩・五大明王の図像を集めたもので、旧訳仁王経に説かれる五大力菩薩もあわせて描いている点が注目される。消息の反古(不要になった手紙)の裏を料紙として、治承二年(一一七八)に高野山相応院で東寺の僧任宝が書写した。東寺講堂諸像や高野山を研究するうえで重要な資料である。
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大般若波羅蜜多経巻第二百二十八(七寺経)
大般若波羅蜜多経巻第五百三十二(七寺経)
大般若波羅蜜多経巻第六百(七寺経)