本資料の総点数は161点で、8つに分類され、点数としては①知行宛行状66点(写し・包紙を含む)②判物改15点③藩主書状8点④由緒書17点⑤家関係27点⑥武芸9点⑦その他13点⑧写真他6点となる。そのうち、主な資料として次のようなものがある。①は宇和島藩主初代秀宗から9代宗徳まで歴代藩主から出された知行宛行状で、まとまって残っている。⑤は宇和島藩に提出する由緒書を作成するにあたって先祖の中世葛西家を調べた記録。⑥は10代一平と弟辰三の武芸関係資料を中心とした葛西家の武術の免状や目録等。⑧は幕末から明治時代にかけてのもので、一平が使用した袖印や辰三所用の扇と軍服姿写真等がある。本資料は、愛媛県歴史文化博物館資料目録第7集『武家文書目録』に目録が収録されている。