高岡市関本町にある瑞龍寺の仏殿を中心に撮影した写真絵葉書である。
手前中央に柳の木があり、後方に仏殿と鐘楼、左後方に法堂の屋根がわずかに見える。また、灯籠が4基写っている。下部に青インクで「高岡山瑞龍寺仏殿」と印が捺されている。
表面には右読みで「郵便はかき」と、下3分の1に通信文が書けるよう仕切り線がある。これは明治40~大正6年(1907~17)に発行されたものの特徴である。
使用済み(エンタイヤ)で、不鮮明であるが消印は明治43年9月18日と同19日のものと見える。切手は一銭五厘が貼られている。仕切り線の上には「高岡市棚田書房発行」とある。