南北朝
釈迦の入滅の場面を描く涅槃図(ねはんず)には、横たわる宝台を足のほうから見る構図の古い形式と、その逆の新しい形式とがある。本図は後者に属するが、体をまっすぐに伸ばし、両手を体側につけて横になる釈迦の姿や、集まった会衆(かいしゅう)の姿、画面が横長である点などには、古い図様の伝統もとどめている。
絹本著色仏涅槃図
仏涅槃図
行有・専有
釈迦金棺出現図