仏説長者子制経(光明皇后御願経・五月一日経) ブッセツチョウジャシセイキョウ(コウミョウコウゴウゴガンキョウ・ゴガツツイタチキョウ)

奈良

  • 制作地:日本 日本
  • 奈良時代・8世紀
  • 縦26.3cm:横209cm
  • 1巻
  • 重要美術品

光明皇后(七〇一―六〇)が発願し、亡父藤原不比等・亡母橘夫人の追福等のため、更には自己の仏教信仰の信念を誓って、書写せしめた一切経の遺巻。
実際には天平八年(七三八)より十年間余りにわたって書写が行われたが、一般に天平十二年(七四〇)五月一日という願文の日付より『五月一日経』と称する。書写の経緯やその筆致より奈良朝写経の精華とすべき写経である。

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