江戸
稲若水に本草を学んだ紀州和歌山の薬店主の治右衛門が、鯨について概論したもの。14種の図説は動物学的にも優れている。日本のクジラに関心をもったシーボルトに対し、門人の岡研介は『鯨志』の大部分を蘭訳した『紀州産鯨について』という論文を出した。(旧題箋)
鯨志
梶取屋次右衛門/撰
梶取屋次右衛門
鯨肉調味方